久しぶりに戸山高校の校門をくぐった。通路脇
のビオトーブにもまだ草木が繁っていないが、3月とは思えない暖かい日和で、一挙に春到来である。
今日は3月16日(日)第2回目の戸山クラブ
(四中・戸山高校バレーボール部OB・OG会)の交歓試合と懇親会の総会である。今、戸山クラブは、昭和17年卒業から平成20年卒業までの会員男子
442名、
女子263名、合計705名の会員で構成されている。
体育館前にはすでに戸山クラブ事務局の大橋氏
(37卒)、渋谷氏(48卒)馬場さん(51卒)が受付を開始している。
幹事の方はいつもながらご苦労なことである。
体育館では現役が今年の卒業生の追出し試合を午前中から行っているので掛け声が聞こえてくる。
今日の予定は、第一部 12:30〜16:
30 交歓試合 戸山高校体育館
第二部 18:30〜20:30 懇親会 リーガロイヤルホテル
である。
今回も昭和17年卒業から平成20年卒業までの67年にわたる世代を通じて青春時代に情熱を傾けた「バレーボール」に対する想いを一つにして、141名が
参加する。また、顧問の福田先生、加藤先生及び船曳城北会事務局長にご参加をいただいている。
交歓試合の9人制
バレーボールは、年代別にOG選抜を含めて男女5チーム、6人制バレーボールは、現役を含め男性5チームと女性3
チームを編成して試合を行なう。
試合に先立って幹事の宮部氏(32卒)から行事の概要説明、福田先生から現役の最近の戦績(ベスト16〜32)が報告される。
愈々試合開始。ホイッスルが鳴り響く。
四中時代の選手から現役に至る老若男女が大い
に青春?を謳歌し、コートいっぱいに持てる力をぶつけている。プレーを始めると体力や年齢を忘れて夢中になるようだ。これだからスポーツは何歳になっても
やめられない。熱戦が展開されるにつけ応援席も熱が入る。
80歳の小池氏を筆頭とする昭和25年〜35
年卒の高齢者チームは、年齢を感じさせないプレーを見せるが、どうしてもジャンプ力の衰えから攻撃力が今ひとつであり、レシーブも初動は良いのだが、次の
動作に遅れがちになり、カバー不十分で点数は開いていく。それでも皆、満足感が顔いっぱい溢れている。
とりわけ、小池氏(22卒)の元気なプレーや弓削田氏(26卒)の全日本代表の往年を思わせるドライブサーブ、体力管理をしっかり行なっている
ことを伺わせる椎名氏(28年卒)のサーブ、バランススマッシュに活路を見出してアタックする宮部氏(32卒)、現役に劣らないジャンプ力を見せる原田氏
(39卒)などのプレーがひときわ光っている。
OG選抜チームと中高年男子チーム並びにOG
選抜チームと現役女子チームとの試合は、1点を争うシーソーゲームが展開され白熱した試合となる。見学していても面白い。
ママさんバレーで活躍してきた野崎さん(33卒)のトスや塗師さんの(52卒)アタックが素晴らしい。結局アタック、ブロック、レシーブ、サーブの総合力に勝るOG
選抜チームが優勝する。
6人制男子は、年齢別4チームのトーナメント方式で試合が行なわれ、平成19年〜20年卒チームが優勝し、6人制女子も平成卒同士で熱戦が繰り広げられ
る。
最後に男女とも選抜チームと現役チームが対戦
し、男子試合は、ジャンプ力を活かしたアタックでテンポの速い攻撃で試合が進み、スピード感があり、女子試合は粘り強いレシーブなど溌剌とした若さあふれ
るプレーに応援者を魅了し、見ごたえある試合である。
現役チームは、若さと練習量で対抗し、元気に
声を出してコートいっぱいに動き回る姿は、高齢者にはお孫さんがプレーしているみたいで可愛らしさが先に立ってしまうようだ。
心地よい汗をかいて怪我人もなく交歓試合も終わる。
次は第二部懇親会である。
懇親会は、リーガロイヤルホテルに場所を移し
て開催され、小池氏以下88名(内14名OG)と顧問の福田先生、加藤先生及び城北会の船曳事務局長が出席され、遠方では中村氏(34卒)が富山から駆けつけてくれる。
原田氏(39卒)の軽妙な司会のもと、戸山クラブ会長南條氏(27卒)のご挨拶、小池氏の「終戦直後の加賀町の校舎焼け跡から見つけ
出した白球ならぬ馬革の茶球が戦後の四中・戸山高校のバレーボールのスタートであった」とのご挨拶と乾杯の音頭で懇親会が始まる。
各テーブルでは昔話や近況、今日の試合の活躍
に話が咲き、賑やかに懇談する姿が見られ、次第にテーブルを移動し、世代を超えた交流が行われる。また、戸山クラブOBの住田城北会会長及び特別招待の船
曳城北会事務局長から挨拶をいただく。
また、横沢さん(37卒)のご努力で戸山クラブの更新した立派な名簿が配布される。名簿は個人情報として貴重なものであり、その取扱い、保
管、破棄には十分な配慮をお願いしたい。
また、現役支援のカンパが行なわれ、約11万
5千円集まる。
最後に船曳城北会事務局長が、城北会総会と同
様に校歌斉唱指揮を執っていただき、校歌を歌いながら高校時代の思い出に浸り、那須の合宿で打ち上げに黒磯高校で肩を組んで歌ったことなどが脳裏に浮か
び、懐かしさが込上げてくる。
こうして和気藹々のうち、バレーボール部の伝
統を肌で感じつつ、次回の再会を約束し、世代を超えた総会の幕を閉じる。
最後になりましたが、開催に当たってご協力を
いただいた学校当局及び城北事務局の皆様並びに計画・実施の労をとりました幹事の皆様に感謝とお礼を申し上げます。
交歓試合と懇親会の写真を添付しました。
枚数が多いので、小さくなっていますが、もし大きな画像をご希望の方は、メールにて幹事までご連絡ください。
この総会の会計報告が、滝沢さんから行われましたので、こちらに添付いたします。
顧問:福田先生、加藤先生、城北会:船曳事務局長
OB・
OG 137名(敬称略)
昭和17年卒:安川列
昭和22年卒:小池昭之、佐野義武、高田佳昭
昭和26年卒:清水實、野老山幹雄、矢田武、弓削田直明、
綿抜邦彦
昭和27年卒:中島正郎、南條佑吉、益田實、手塚直樹、矢
代康補
昭和28年卒:椎名国雄
昭和29年卒:高辻康治、高橋修
昭和30年卒:山本高哉
昭和31年卒:井田武宣、三海敏昭、実川明子、宮本博子
昭和32年卒:斉藤徳浩、住田笛雄、辻 純、町田謙一、宮
部洋介、吉井滋
昭和33年卒:一色晃造、岡 晴夫、宮崎靖徳、 野崎悦
子、橋場斐子
昭和34年卒:梅村昌利、笠井鷹夫、天野衛、中村紀尚
昭和35年卒:桂川正巳、矢島寛三
昭和36年卒:滝沢征史、竹内邦良、三輪正彦、 加藤真弓
昭和37年卒:、大橋孝郎、品川尚志、林 彰一、横沢喜久
子
昭和38年卒:戸田志郎、高橋克彦、寺島弘二、弥永正毅
昭和39年卒:斎藤政彦、原田俊明
昭和46年卒:青柳隆之、川野洋子、平尾厚子、花輪由紀子
昭和48年卒:川村裕士、渋谷哲生、鈴木賢一
昭和50年卒:木村丈治、佐藤静雄
昭和51年卒:馬場麻里子、山岸友子、脇田裕子
昭和52年卒:武田博、笠川信之、熊井よしみ、塗師真理子
昭和53年卒:井坂聡、
昭和54年卒:服部琢夫、森嶋みどり
昭和56年卒:金承順、須村英央、高井裕美子、藤田良枝
昭和57年卒:築島英子、和田晶子
平成3年卒:小埜寺直樹、寺門義幸、川戸美恵子、桧垣薫
平成4年卒:、山本知範、亀井航太、奥屋真由美
平成5年卒:桑原崇、
平成9年卒:中園和貴、 辻 宏和
平成11年卒:土橋芳臣
平成12年卒:遠藤弘昌、
平成13年卒:澤村喬平、増井陽一、新井洋輔
平成14年卒:青柳恵里、青柳好美、中曾久美子、谷井綾子
平成15年卒 沼田玲人、吉岡宏樹、吉永龍司、平野将樹、柗
村圭祐、植野那美、岩波瑛子 平成16年卒:石井駿介、江田成彦、加藤入馬
平成18年卒 伊藤朋紀、粂 敦、後藤文樹、増谷祐人、柳
田裕介
平成19年卒 野中洋祐、山岸一成、益子大輔、高橋真人、
谷口博昭 、中村哲志、
平野達也、神埼 瞭 五十嵐綾那
平成20年卒 図師健太、長谷川雅彦、星野正典、北野智
子、芹沢宏美、高橋美加、
橋口実央子、初鹿野悦子、森香織